爆音上映『日本国紀』
やあみんな、ひぐまだよ。元気にしてたかな? 僕は全然元気じゃないよ。
最近グローバル人材の育成が叫ばれてやまないところだけど、英語どころか日本語すらまともに読めないインターネットキッズのみんなは、「愛国者」って言葉の意味、わかるかな?
「愛国者」ってのは、国が大好きな人だよ。日本人の愛国者なら日本が好きな人だね。だけど国が好きってどういうことだろう?
本人たちが言うのは、「生まれた故郷が好き、地元の友達が好き、和食や芸能など文化が好き、だから日本が好き」とかだよ。でも、「ある土地で良い経験をした」とか、「ある食べ物を美味しいと思った」と、「その土地や食べ物を生み出した場所が好き」は違うし、「その場所を含む国が好き」はもっと違うよね。この理屈がわかんないインターネットキッズは今すぐブラウザを閉じてシコって寝ような。
そもそも「国」ってなんだろうね。ゲオルグ・イェリネックの古典的な定義では、国とは①領域、②国民、③権力の3つなので、愛国者は多分この3つが全部好きな人のことだよ。でも領土・国民・権力なんて抽象的なものが好きってどういう状態かよく分からないよね。領土を見たら勃起して、国民を見ながらチンコをしごき、権力に向けて射精する感じなのかな? 国にはチンコもマンコも付いてないのにどうやって愛するというんだろうね――いや、日本という国を表象し、国を代表するチンコとマンコがあったね。そう、皇族だよ。これからは皇族とファックした奴だけが、真の愛国者を名乗っていいということにしようね!!
↑ICUに入って皇族とファックしたコムケイは真の愛国者だよ。
↑というわけで愛子のマンコは愛国者のマンコ
最近話題になった愛国者といったら百田尚樹先生だね。百田先生はWikipediaに書いてあることをつなぎ直して「真の日本史」を書いたよ。ネットに書いてあることをつなぎ合わせた45万部も売れるんだからボロい商売だね。ぼくも見習いたいね。
↑でももしかすると、複製で作った歴史書を爆売りすることで、「歴史」と呼ばれているものは本質的に何かの複写でしかないということをパフォーマティブに示しているのかもしれないよ。さすが百田大先生!
これは僕の自説だけど、「愛国者」とか「ネトウヨ」とか呼ばれてる人ってのは、知識もないし頭も良くないしすぐ人の文章をパクるバカと思われがちだけど、多分小学校の時めちゃくちゃ優等生タイプだったんだと思うよ。小学校のとき、クラスに1人はいる優等生タイプの子供、
①先生のいうことは盲目的に信じ、
②それに基づいてすぐ人を糾弾し、
③自分で考えずに教科書を読み上げる
①国や与党のいうことは盲目的に信じ、
②国や与党のいうことを批判する人を反射的に糾弾し
③自分で考えずにWikipediaやまとめブログ書いてあることをそのまま言いがち
という性格とそっくりだよね。自分で何も考えてないのに、一見正しくて賢いように見えるところが、まさに「優等生」的だよね。多分だけど、学校の中で先生でも間違ったことをいうという考えを学ばずに、学校の外に出て自分を導いてくれた先生を失った瞬間、一番信じやすいものを信じてるだけだと思うよ。
さて、ここまで読んで僕が愛国者を批判してるとか、愛国者に対して怒っていると思った人間は、読解力がないバカか、日本語が使えない偽日本人だよ。愛国者というのは素晴らしい生き方なんだ。だって、自分で何も考えてないのに、一見正しくて賢いように見えて、他人のこと殴りたい放題なんだよ。冷静になって考えてみなよ。最高の生き方じゃないか。何が正しいか自分で考えられないバカ、他人に誇れるもののないけど努力はしたくないカス、日々の生活に幸せが見つからないメンヘラ、みんな愛国者になれば幸せになれるんだ!!なんて素晴らしい生き方なんだろう!!
というわけでみんな愛国者になるために、
①日本国紀を買って毎日絶叫音読する。
②一日5回、大陸の方向に向かって中指を立てる。
③愛子の写真に毎日ぶッかける
④日本古来の植物であり、大和魂(J-soul)の象徴である大麻解禁を目指して戦う
の4つをこころがけようね!ひぐま先生との約束だよ!!